“喪然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がっかり50.0%
そうぜん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言っていたから、私は本当かと思っていたのに、主婦さんに聞くと、何処にも行かないというじゃないか。君は譃ばっかり言っているよ。君がいてくれれば僕には好いんだが、あの時は喪然がっかりして了ったよ。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
私は、喪然がっかりして了った。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
夜の冷気とともに身にみて感じながら、重ねてくわしいことを訊こうとする気力も抜けてしまい、胸の中が空洞うつろになったような心持で、足の踏み度も覚えず、そのまま喪然そうぜんとして電車に乗り
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)