“がっかり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
落胆90.5%
喪然1.4%
困憊1.4%
失望1.4%
沮喪1.4%
萎靡1.4%
落瞻1.4%
落脱1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
津村は落胆がっかりした。やはり真弓は頭がどうかしているんだ。村井はどうだと云わんばかりに、冷然と津村の顔を眺めながら、
山「うん、船は着いたがういゝと思うと落胆がっかりして死ぬものだから、何処の島へ着いても気をしっかり持っていねえよ」
私は、喪然がっかりして了った。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
「宮ちゃん、お前あんなことを言っていたから、私は本当かと思っていたのに、主婦さんに聞くと、何処にも行かないというじゃないか。君は譃ばっかり言っているよ。君がいてくれれば僕には好いんだが、あの時は喪然がっかりして了ったよ。」と恨むように言うと、
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
その夜細川が自宅うちに帰ったのは十二時過ぎであった。何処どこ徘徊うろついていたのか、真蒼まっさおな顔色をしてさも困憊がっかりしている様子を寝ないで待っていた母親は不審そうに見ていたが、
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「フン」と紋十郎は憎くさげに、「やって来て失望がっかりしたってわけか」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その日は、人の心を腐らせるような、ジメジメと蒸暑い八月上旬のことで、やがて相川も飜訳の仕事を終って、そこへペンを投出ほうりだした頃は、もう沮喪がっかりして了った。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
是が中々の大役の上に、時々其処らの草むしり迄やらされて萎靡がっかりする事もある。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
其を見ると、私は萎靡がっかりした。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
それから玄関へ上る階段のところまで行ってみたが、彼女のお客の姿は何処にも見当らなかったので、落瞻がっかりしたらしい様子で肩をすぼめて部屋の中へ引き込んで行った。
可哀相な姉 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
帰宅したとてもお勢の顔を見ればよし、さも無ければ落脱がっかり力抜けがする。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)