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『並木』
ふりがな文庫
『
並木
(
なみき
)
』
近頃相川の怠ることは会社内でも評判に成っている。一度弁当を腰に着けると、八年や九年位提げているのは造作も無い。齷齪とした生涯を塵埃深い巷に送っているうちに、最早相川は四十近くなった。もともと会社などに埋れているべき筈の人では無いが、年をとっ …
著者
島崎藤村
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸倶楽部」1907(明治40)年6月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約19分(500文字/分)
朗読目安時間
約32分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
容貌
(
おもて
)
紛
(
まがい
)
冷
(
すず
)
母様
(
おふくろ
)
適
(
む
)
酌
(
と
)
埋
(
うずも
)
計画
(
はかりごと
)
燻
(
ふか
)
構造
(
たてかた
)
立
(
たっ
)
奈何
(
どんな
)
過去
(
うしろ
)
面
(
かお
)
翹望
(
まちこが
)
慮
(
おもんぱかり
)
内部
(
なかみ
)
費用
(
ついえ
)
奈何
(
いかが
)
披
(
あ
)
慰藉
(
なぐさみ
)
怠
(
なまけ
)
不可
(
いかん
)
陥没
(
おっこ
)
更
(
か
)
引張
(
ひっぱり
)
度
(
たく
)
取除
(
とりはず
)
衰頽
(
おとろえ
)
屋
(
うち
)
吐
(
ぬか
)
稿
(
もの
)
嫁
(
かたづ
)
辞
(
や
)
翳
(
さ
)
故
(
せい
)
摺
(
ずり
)
緑葉
(
みどりは
)
茶店
(
さてん
)
華麗
(
はで
)
復
(
ま
)
彼地
(
あっち
)
行
(
や
)
表
(
あらわ
)
語調
(
ちょうし
)
今昔
(
こんせき
)
鬱蒼
(
こんもり
)
沮喪
(
がっかり
)
他方
(
かたいっぽ
)
為
(
し
)
追懐
(
おもいで
)
潜
(
もぐ
)
何事
(
なに
)
和
(
やわら
)
動
(
うごか
)
閑散
(
のんき
)
反
(
かえ
)
風
(
なり
)
職業
(
しごと
)
投出
(
ほうりだ
)
雑然
(
ごちゃごちゃ
)
克
(
よ
)
旧
(
ふる
)
素見
(
ひやか
)
顕
(
あらわ
)
昼飯
(
ひる
)
思想
(
かんがえ
)
快楽
(
たのしみ
)
加之
(
おまけ
)
暫時
(
しばらく
)
徒
(
いたずら
)
匇々
(
そこそこ
)
附加
(
つけた
)
茫然
(
ぼんやり
)
最早
(
もう
)
平坦
(
たいら
)
矢張
(
やはり
)
可
(
よ
)
深夜
(
よふけ
)
稀
(
たま
)
食物
(
くいもの
)
壮
(
さか
)
変遷
(
うつりかわり
)
囲繞
(
とりま
)
賑
(
にぎや
)
擁
(
かか
)
奔放
(
ほしいまま
)
佇立
(
たたず
)
母親
(
おふくろ
)
宏壮
(
おおき
)
苦笑
(
にがわらい
)
交換
(
とりかわ
)
指
(
ゆびさ
)
交
(
かわ
)
各自
(
てんで
)
款待
(
もてな
)
混乱
(
いりみだ
)
傷
(
きずつ
)
定
(
きま
)
翌日
(
あくるひ
)