“快楽”のいろいろな読み方と例文
旧字:快樂
読み方割合
けらく66.7%
たのしみ17.6%
かいらく11.8%
ケラク2.0%
プレジユーア2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを北に攻むれば虚に乗じて劉邦が直ちに頭を擡げやうとする……朕は苦しまぎれに暴政を用ひ、酒池の快楽けらくに耽けつてゐるのだ。
悲しき項羽 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
大塚さんは彼女を放擲うっちゃらかしてかまわずに置いた日のことを考えた。あらゆる夫婦らしい親密したしみ快楽たのしみも行って了ったことを考えた。
刺繍 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼女は、意志の弱い男性を、グン/\自分の思い通に、引き廻すことが、彼女の快楽かいらくの一つであるかのように云った。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
コノ人必ズ七日ノ後、マサニカクノ如キ快楽ケラク眷族ケンゾクヲステ、決定ケツジョウ必ズ死ニイタルベシ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余は「明治文学管見」の第一として、「快楽プレジユーア」と「実用ユチリチー」とを論ずべし。