“混乱”のいろいろな読み方と例文
旧字:混亂
読み方割合
こんらん62.5%
いりみだ12.5%
こみかた12.5%
こんがらが12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不肖ふしょう奉行ぶぎょうの身をもって、混乱こんらんのなかとはいえ、過激かげきたことばをはっしたのは、重々じゅうじゅうなあやまり、どうかお気持をとりなおしていただきたい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見るもの聞くものは烈しく原の心を刺激したのである。原は相川と一緒に電車を下りた時、せちがう人々の雑沓ざっとうと、混乱いりみだれた物の響とで、すこし気が遠くなるような心地ここちもした。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「あまり混乱こみかたがひどくて、前へ出られやしません」
智恵子の心は平生いつになく混乱こんがらがつてゐた。お利代一家のことも考へてみた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)