“こんがらが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
混雜25.0%
混乱25.0%
混亂25.0%
混雑25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歌の句が片々に混雜こんがらがつて、そゝるやうに耳の底によみがへる。『あの時——』と何やら思出される。それが餘りに近い記憶なので却つて全體みなまで思出されずに消えて了ふ。四邊は靜かだ。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
彼の頭腦を支配してゐる種々の形象と種々の色彩の混雜こんがらがつた樣な、何がなしに氣を焦立いらだたせる重い壓迫も、彼の老ゆることなき空の色に吸ひ取られた樣で、彼は宛然さながら、二十前後の青年の樣な足取で
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
智恵子の心は平生いつになく混乱こんがらがつてゐた。お利代一家のことも考へてみた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
智惠子の心は平生になく混亂こんがらがつてゐた。お利代一家のことも考へてみた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
彼の頭脳あたまを支配してゐる、種々いろいろ形象かたちと種々の色彩の混雑こんがらがつた様な、何がなしに気を焦立せる重い圧迫も、彼の老ゆることなき空の色に吸ひ取られた様で、彼は宛然さながら二十はたち前後の青年の様な足調あしどり
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)