“こんざつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
混雑63.2%
混雜36.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この山と地質ちしつは同じです。ただ北側なため雑木ぞうきが少しはよくそだってます。〕いいや駄目だめだ。おしまいのことをったのは結局けっきょく混雑こんざつさせただけだ。云わないでおけばよかった。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
上野を出るあの混雑こんざつの汽車に、小さな女の子が一人で出掛けるのは、心許こころもとないと思ったが、これを差しむけた。ところが翌日、思いもかけず姉娘が、博雄を伴って悄然しょうぜんと帰って来た。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
其夜そのよ大雨たいうしたので、これまで野營やえいつゞけてゐた附近ふきん被害民ひがいみんは、みなつぶのこりのいへあつまつてあま大勢おほぜいでありしため混雜こんざつはしたけれども、みな口々くち/″\
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
あゝ、だまだまり。——あの高橋たかばし汽船きせん大變たいへん混雜こんざつですとさ。——この四五年しごねん浦安うらやすつりがさかつて、沙魚はぜがわいた、まこはひつたと、乘出のりだすのが、押合おしあひ、へしあひ
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)