“高橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たかはし55.6%
たかばし44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高橋たかはしは、はや父親ちちおやわかれたけれど、母親ははおやがあるのでした。正吉しょうきちだけは、両親りょうしんがそろっていて、いちばん幸福こうふくうえであったのです。
世の中へ出る子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
其所そこ坪井博士つぼゐはかせは、石田理學士いしだりがくし大野助手おほのぢよしゆ野中事務員のなかじむゐん同行どうかうして、電車でんしやられた。つゞいて帝室博物館員ていしつはくぶつくわんゐん高橋たかはし平子ひらこ和田わだ諸氏しよしる。
私たちは高橋たかばしから東湾汽船に乗ったのであるが、乗ろうとしたとたんに「先生よう」と声をかけられ、見ると、そこに留さんがいるのでどきっとした。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
あゝ、だまだまり。——あの高橋たかばし汽船きせん大變たいへん混雜こんざつですとさ。——この四五年しごねん浦安うらやすつりがさかつて、沙魚はぜがわいた、まこはひつたと、乘出のりだすのが、押合おしあひ、へしあひ
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)