“電車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でんしゃ55.6%
でんしや42.9%
いなづまぐるま1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある停留所ていりゅうじょで、ちょっととまるとみすぼらしい、こしがったおじいさんが、つえをついて、電車でんしゃにのりました。
一銭銅貨 (新字新仮名) / 小川未明(著)
電車でんしゃは、黒い割引わりびきふだをぶらさげて、さわやかなベルの音をひびかせながら走っていました。
水菓子屋の要吉 (新字新仮名) / 木内高音(著)
「きょう、電車でんしゃに、なにか故障こしょうでもなかったでしょうか。」と、たまらなくなって、おかあさんは駅員えきいんにたずねました。
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
勇吉ゆうきちは、なるほど、電車でんしゃり、またバスにったりして、いつしか、とおくまできたものだとおもいました。
雲のわくころ (新字新仮名) / 小川未明(著)
あわれなおじいさんは、このとき、つえをついてがりました。そして、電車でんしゃからりるためていこうとしました。
一銭銅貨 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、またもしも電車でんしやで、おたがひ東京とうきやうてゐたならば、かほあはせるやうなこともあるかもしれない。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
ひさしい以前いぜんだけれど、大塚おほつか火藥庫くわやくこわき、いまの電車でんしや車庫しやこのあたりにんでとき
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
愉快ゆくわい! 電車でんしや景氣けいきよくはしす、函嶺はこね諸峰しよほうおくゆかしく、おごそかに
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
にぎやかだよ。一寸ちよつとつて御覽ごらん。なに電車でんしやつてけばわけはない」とすゝめた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
あなたにおわかれしてからの電車でんしやなかで、私は今夜こんやはじめて乘越のりこしといふ失敗しつぱいをしました。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
「妙な人と乗り合せたものだね。だから此の電車いなづまぐるまといふ奴は面白めんぱくだて。」
(新字旧仮名) / 久米正雄(著)