“沙魚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はぜ95.2%
ふか4.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはそじり大根に沙魚はぜの子などを入れて、酢と醤油で煮たもので、暖かいうちに食べさせられたが、味は二月の骨とでも言い度いものであった。
立春開門 (新字新仮名) / 河井寛次郎(著)
僅かに小型の縞鯛、小けいづ、さより、沙魚はぜなどばかり釣れるもので、釣り人はいずれも竿を投げうち、腕をこまねいて不漁を歎じていた。
姫柚子の讃 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
此の時、宛も下婢かひの持ち出でゝ、膳の脇に据えたるさかなは、鮒の甘露煮と焼沙魚はぜの三杯酢なりしかば、主人は、ずツと反身になり、
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
虎沙魚とらはぜ衣沙魚ころもはぜ、ダボ沙魚はぜも名にあるが、岡沙魚と言うのがあろうか、あっても鳴くかどうか、覚束おぼつかない。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
五十鈴いすず川の沙魚はぜ、山形ののし梅、青森の林檎羊羹りんごようかん越中えっちゅう干柿ほしがき、伊予の柚柑ゆずかん備前びぜんの沙魚
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
たゞわが端艇たんてい沙魚ふかためまへ潮流てうりう引出ひきいだされ、いまかへつ反對流はんたいりうとて
浮気な沙魚ふかめにや逃げられる、
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
端艇たんていくつがへすおそれがあるのでいましも右舷うげん間近まぢかおよいでた三四しやく沙魚ふか
いまちいさ沙魚ふかおよいでつたなみそこには、おどろ巨大きよだいの一りて