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岡沙魚
ふりがな文庫
“岡沙魚”の読み方と例文
読み方
割合
おかはぜ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おかはぜ
(逆引き)
月も葉の中から
出
(
で
)
さされて、
蟹
(
かに
)
が茎へ
上
(
あが
)
っての、
岡沙魚
(
おかはぜ
)
というものが根の処で跳ねるわや、
漕
(
こ
)
いで入る船の
艪櫂
(
ろかい
)
の音も、水の底に陰気に聞えて、寂しくなるがの。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
嫗
(
おうな
)
の
言
(
ことば
)
が
渠
(
かれ
)
を魅したか、その蘆の葉が伸びて、山の腰を
蔽
(
おお
)
う時、
水底
(
みなそこ
)
を船が
漕
(
こ
)
いで、
岡沙魚
(
おかはぜ
)
というもの土に跳ね、
豆蟹
(
まめがに
)
の
穂末
(
ほずえ
)
に月を見る
状
(
さま
)
を、
目
(
ま
)
のあたりに目に浮べて、秋の夜の月の趣に
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「こういう
時
(
とき
)
、こんな
処
(
ところ
)
へは
岡沙魚
(
おかはぜ
)
というのが出て遊ぶ」
海の使者
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
岡沙魚(おかはぜ)の例文をもっと
(2作品)
見る
岡
常用漢字
小4
部首:⼭
8画
沙
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
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