“岡引”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おかっぴき66.7%
をかつぴき11.1%
をかひき11.1%
をかぴき11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
権六は、少しく不安心になってきたものだから、後ろの席でこれもまがい勤番の木村に尋ねると、権六とは負けず劣らずの代物しろもので、岡引おかっぴきを勤めていた男。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
娯樂ごらくものの講談かうだんに、近頃ちかごろ大立おほだてものの、岡引をかつぴきが、つけて、つて、さだめて、御用ごようと、ると、幽靈いうれいは……わかをんなとはたものの慾目よくめだ。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぬがぬうち穀屋へ行てやうか扨々はらへつたお峰や一寸一杯喰込かつこんで行うとこしを掛け居處ゐるところへ當宿の村役人段右衞門と岡引をかひき吉藏案内あんないにて八州まはりの役人どや/\と押來おしきた上意々々じやうい/\と聲をかけ飛懸とびかゝつて富右衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
案内せし我々われ/\は江戸南町奉行大岡越前守樣御組中田甚太夫殿の手先てさき岡引をかぴきなりと云ければ用右衞門は増々ます/\驚きけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)