“講談”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうだん60.0%
こうしゃく20.0%
こうだん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娯樂ごらくものの講談かうだんに、近頃ちかごろ大立おほだてものの、岡引をかつぴきが、つけて、つて、さだめて、御用ごようと、ると、幽靈いうれいは……わかをんなとはたものの慾目よくめだ。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……ところで、忘れもしねえ、今月の三日、芝口の露月亭ろうげつていへまいりますと、その晩の講談こうしゃくというのが、神田伯龍かんだはくりゅうの新作で『谷口検校たにぐちけんぎょう』……。
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それは、ちかくのよせ(落語らくご講談こうだんなどのかかる小屋こや)のたいこのおとで、かえりのひとがぞろぞろでてきたので、朝吹あさぶきはもうどうすることもできませんでした。