“張”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
43.3%
16.4%
はり15.8%
6.9%
ぱり5.7%
ちょう3.9%
ばり3.6%
はっ1.2%
ばっ0.6%
チャン0.6%
(他:7)2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“張”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)8.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.4%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
さあ、野原へ行こう。きつねがまだあみっているかもしれない。お前はいのちがけできつねとたたかうんだぞ。
貝の火 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
私はその最後の低いり切つた顫音せんおんが消えるまで——ちよつとの間止んでゐた話聲が再び元に歸るまで、待つてゐた。
わたしはしき石道のまん中に行って、ぽかんとかれの顔をながめた。かれはわたしのうでをつかまえてあとからった。
きのう巡査じゅんさとの争論そうろんを見物した人たちはのこらず出て来たし、おまけに友だちまでって来た。
激昂げっこうの反動はいたく渠をして落胆せしめて、お通ははりもなく崩折くずおれつつ、といきをつきて、悲しげに、
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
余りのことに気の弱い梓は胸が充満いっぱい、女が見ないので心のはりゆるんだか、みつめている目にほろりとした。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこでおもしろ半分なわりの中で巡査じゅんさとならんで歩きながら、その一挙一動いっきょいちどうを身ぶりおかしくまねていた。
そこには、美しいくつだの、ぴかぴか光る長ぐつだのがはいった、大きなガラスりのはこが並んでいました。
たゞ些と輕い熱情のあるのが取得と謂えば取得だが、それとても所謂いわゆるはなぱりが強いといふ意味に過ぎぬ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
これではまつた證人しようにん元氣げんきづかうはづがありませんでした、ぱりぶる/\ふるへながら
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
釈門しゃくもんの人ならでたれかは要すべき、大内などには有るべくも無き度牒どちょうというもの三ちょうありたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
殊に原本は十五、六行の蠅頭ようとう細字で認めた一年一冊およそ百余ちょうの半紙本である。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
又「いからつけろ、表の戸締りをすっぱりして仕舞え、一寸ちょっと明けられねえ様に、しんばりをかってしまいな、酒をつけろ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
総じて松王は品格上々にて貫目も充分にあり、こたふるところも応へたれど、慾をいへば調子がどす一てんばりなるため、やや変化に乏きをうらみとす。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
此方こっち只管ひたすら頼むと小さくなってけを云えば、船頭は何でも聞かぬと剛情をはって段々声が大きくなる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それから石川桜所いしかわおうしょと云う蘭法らんぽう医師、この人は長崎に開業して居て立派な門戸をはって居る大家たいかであるから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
前にも申した通り私は儀式の箱に入れられて小さくなるのを嫌う通りに、その通りに儀式ばっ横風おうふうな顔をして人を目下もくかに見下だすこともまた甚だ嫌いである。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
今は二郎も意地ばって、おれは此方へ行くと歩いて、細い道を辿り辿り、一ちょうも来て、兄の後姿を見送った時には、いつか峠にさえぎられて、道は曲っていて、兄の姿は見えなくなったのであります。
迷い路 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「さっき仲間がみんな送ってくれたけれど、あの中にチャンとネッドの姿が見えなかったように思うんだ、そうじゃなかったかい」
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
チャンとネッドの二人が仕組んだ牛頭大仙人の占いは、思いがけなく大成功をおさめた。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
で、そこはまた拔目ぬけめのない所謂いはゆる政商せいしやうなどは莫大ばくだいもないかねけてちやう卓子たくしかこむ。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
出雲人いづもびとつくつた、幾重いくへにもまはす、屏風びようぶとばりるいよ。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
あゝ、その幾重いくへ屏風びようぶとばりよ。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
とて越中ゑつちうかしらでゝしたあかくニヤリとわらひ、ひとさしゆび鼻油はなあぶらひいて、しつぺいはらんと歯噛はがみをなし立上たちあがりし面貌つらがまへ——と云々うんぬん
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その時も私の方から、御褒め申せば、もう何よりの御機嫌で、羽翅はがいひろげるように肩を高くなすって、御喜悦およろこびは鼻の先にも下唇にも明白ありあり見透みえすきましたのです。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
江戸っ子らしい愛くるしさ、眼が大きく、鼻が高くて、少し受け唇で、鼻の下が詰って、しもぷくれで——と申したら、皆様はよく下町型の美しい、少しばかりおきゃんな娘の様子を想像して下さることでしょう。
しかるが故に天地の万象に対して新しき眼をみはるを得るに至ったのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
が花の 照りいまし が葉の ヒロりいますは 大君ろかも(同)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)