“目下”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
もっか39.0%
めした23.7%
いま13.6%
もくか10.2%
メシタ5.1%
ただいま1.7%
まなした1.7%
めのした1.7%
もつか1.7%
モッカ1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“目下”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
歴史 > 伝記 > 個人伝記1.3%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「あはれとおぼし、峰、山、たけの、姫たち、貴夫人たち、届かぬまでもとて、目下もっか御介抱ごかいほう遊ばさるる。」
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ただ、目下もっかは、キリスト教に対しては、その教理をやや研究的に、仏教にはほとん陶酔とうすい的状態に見うけられます。
「しかし、天火同人というのは、上長の命に従って、目下めしたの者には服従するなという意味が一番強いのだぞ。それでも良いか。」
馬車 (新字新仮名) / 横光利一(著)
しかも、目下めしたのもののいえにあるとくと、金持かねもちは、もはやじっとしてはいられませんでした。
天下一品 (新字新仮名) / 小川未明(著)
うまでもなく道徳円満、ただしその細君は三度目で、さきの二人とも若死をして、目下いまのがまた顔色が近来、あおい。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
並んで四軒、稲葉家の隣家となり目下いま空家で、あとの二軒も、珍しく芸者家ではない。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
又新しく印度インド内地の旅行から帰つて来たベナアル氏の印度土産インドみやげの絵が目下もくか大変な人気を集めて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
まだいろいろ思ひついた事があるが、目下もくか多忙の際だから、これだけで御免ごめんかうむりたい。
俳画展覧会を観て (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
目下メシタの者が、目上のお方さまに、お教へ申すと言ふやうな考へは、神様がお聞き届けになりません。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
目下メシタの者が、目上のお方さまに、お教へ申すと言ふやうな考へは、神樣がお聞き屆けになりません。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
「先方は法学士で、目下ただいま農商務省の○○課長をいたしておる男で、ご存じでございましょうか、○○と申します人でございまして、千々岩ちぢわさんなどももと世話に——や、千々岩さんと申しますと、誠にお気の毒な、まだ若いお方を、残念でございました」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
花しろき梅の林の夕かげは目下まなしたに見ていよよ閑けさ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
斯うして彼等は月光の下を鹿のように早く走ったが、小丘の頂上まで来た時に、目下めのしたに見える二軒のうちの其一軒の背戸畑の辺で拳銃ピストルの音の起こったのを突嗟とっさにハッキリ耳にした。
死の復讐 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かくも、目下もつかきふけを、かの軍艦ぐんかんたすけられて、何處いづこでもよい
成程なるほど此處こゝから大佐等たいさらすまへる海岸かいがんいへまでは三十以上いじやうとりでもなければかよはれぬこの難山なんざんを、如何いかにして目下もつか急難きふなん報知ほうちするかといぶかるのであらう。
「婦人ノ推定年齢ハ二十二歳、目下モッカ姙娠四箇月ナリ、死因ハイマツマビラカナラザレド中毒死ト認ム」
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)