“下目黒”の読み方と例文
読み方割合
しもめぐろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして丸子まるこから下目黒しもめぐろに返る。この範囲の間に布田、登戸、二子などのどんなに趣味が多いか。以上は西半面。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
弘福寺こうふくじの現住墨汁師は大正五年にってからも、捜索の手をとどめずにいた。そしてとうとう下目黒しもめぐろ海福寺かいふくじ所蔵の池田氏過去帖かこちょうというものを借り出して、わたくしに見せてくれた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
九月の朔日ついたちに地震の起った時、重吉は会社の客を案内して下目黒しもめぐろの分譲地を歩き回っていた最中さいちゅうだったので何の事もなかったが、種子は白木屋しろきやで買物をしていたので、狼狽うろたえて外へ逃出し
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)