“弘福寺”の読み方と例文
読み方割合
こうふくじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも亀井家のお墓所弘福寺こうふくじが近くにあるので、まずそこへだけはと、お祖母様とお母様とに連れられて、お参りに行きました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
この仲のよくない爺婆の石像は、明治時代になって、しばらくどこへ行ったか行く方不明になっていましたが、後に隅田すみだ川東の牛島うしじま弘福寺こうふくじへ引っ越していることが分りました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
弘福寺こうふくじの現住墨汁師は大正五年にってからも、捜索の手をとどめずにいた。そしてとうとう下目黒しもめぐろ海福寺かいふくじ所蔵の池田氏過去帖かこちょうというものを借り出して、わたくしに見せてくれた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)