“牛島”の読み方と例文
読み方割合
うしじま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巻末に市川白猿はくえん牛島うしじまの隠宅にて成田屋と自筆の提灯を嵐雛助あらしひなすけつかはす処、これ人のよく知る逸話なるべし。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この仲のよくない爺婆の石像は、明治時代になって、しばらくどこへ行ったか行く方不明になっていましたが、後に隅田すみだ川東の牛島うしじま弘福寺こうふくじへ引っ越していることが分りました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
わたしどもが小学四年生のときの受持は、牛島うしじま先生でありました。牛島先生は、色が黒くて目がギロリとして、いかにも怖さうな顔つきでしたが、笑ふと、まるで別の人のやうにやさしい顔になりました。
騎士屋 (新字旧仮名) / 土田耕平(著)