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『騎士屋』
ふりがな文庫
『
騎士屋
(
きしや
)
』
私どもが小学四年生のときの受持は、牛島先生でありました。牛島先生は、色が黒くて目がギロリとして、いかにも怖さうな顔つきでしたが、笑ふと、まるで別の人のやうにやさしい顔になりました。 先生は、その年の春中学を卒業したばかりで、まだ大さう若い人 …
著者
土田耕平
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「原つぱ」古今書院、1928(昭和3)年4月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
恐
(
こは
)
剥
(
む
)
庇
(
ひさし
)
満洲
(
まんしう
)
云
(
い
)
出逢
(
であ
)
叶
(
かな
)
忽
(
たちま
)
流行
(
はや
)
牛島
(
うしじま
)
私
(
わたし
)
袴
(
はかま
)
誰
(
たれ
)
頃
(
ころ
)
駈足
(
かけあし
)