“駈足”の読み方と例文
読み方割合
かけあし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狂った頭を高々とらしながら事務室を出て行ったが、右へ折れると今度はほとん駈足かけあしで、精神病患者の病棟の入口までやって来た。
「今日の××小学校の遊戯はよく手がそろった」とか、「今日の△△小学校の駈足かけあし競争で、今迄にない早い足の子がいた」とかうわさしてよろこんでいた。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
それから漱石氏はあまり厭味いやみのない気取った態度で駈足かけあしをしてその的のほとりに落ち散っている矢を拾いに行って、それを拾ってもどってから肌を入れて
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)