トップ
>
駈出
ふりがな文庫
“駈出”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かけだ
84.3%
かけいだ
6.0%
かけい
4.8%
かけいだし
1.2%
かけいで
1.2%
かけだし
1.2%
かりだ
1.2%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけだ
(逆引き)
(我慢なさい。こんな事をしていちゃ、
生命
(
いのち
)
にも障りましょう。血の池でも針の山でも構わず
駈出
(
かけだ
)
して行って支度して
迎
(
むかえ
)
に来ます。)
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
駈出(かけだ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かけいだ
(逆引き)
「
貴女
(
あなた
)
ちょいと。」失礼といいもあえず、夫人はずるずると
裳
(
もすそ
)
を
引摺
(
ひきず
)
り、玄関へ
駈出
(
かけいだ
)
したまう。「ああだもの。」と歎息して、綾子は後に思案投首。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
駈出(かけいだ)の例文をもっと
(5作品)
見る
かけい
(逆引き)
されども
渠
(
かれ
)
は聞かざる真似して、手早く
鎖
(
じょう
)
を外さんとなしける時、
手燭
(
てしょく
)
片手に
駈出
(
かけい
)
でて、むずと帯際を
引捉
(
ひっとら
)
え、
掴戻
(
つかみもど
)
せる老人あり。
琵琶伝
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
駈出(かけい)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
かけいだし
(逆引き)
拍てオヽ然樣か
分
(
わかつ
)
たりと云ながら店へ
駈出
(
かけいだし
)
ければ女共は
彌々
(
いよ/\
)
譯
(
わけ
)
が分らず
只
(
たゞ
)
呆
(
あき
)
れ
果
(
はて
)
てぞ居たりける是出し
拔
(
ぬけ
)
の事ゆゑ
豈
(
よも
)
や弟長兵衞が年の
暮
(
くれ
)
に
押迫
(
おしつま
)
つて來やうとは思はず
尤
(
もつと
)
も是まで
平常
(
つね/″\
)
逢度
(
あひたく
)
思
(
おも
)
ふ一心より九死一生の大病なりと手紙に
嘘
(
うそ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
駈出(かけいだし)の例文をもっと
(1作品)
見る
かけいで
(逆引き)
病後夫が
召捕
(
めしと
)
られしよりハツと逆上なし
狂
(
くる
)
ひ
廻
(
まは
)
りしかば長家中
皆々
(
みな/\
)
番もすれとも
動
(
やゝ
)
もすれば
駈出
(
かけいで
)
てあらぬことども
罵
(
のゝし
)
り廻るにぞ是非なく家主
徳
(
とく
)
兵衞并に
組合
(
くみあひ
)
より願ひ出けるに
先達
(
さきだつ
)
て御召捕に
相成
(
あひなり
)
候庄兵衞の妻
豐
(
とよ
)
亂心
(
らんしん
)
仕つり町内にて種々と
介抱
(
かいはう
)
且
(
かつ
)
養生仕つり候へども
晝夜
(
ちうや
)
安心相成ず
難儀
(
なんぎ
)
至極に付何卒御奉行樣にて入牢仰付られ候へば
町内
(
ちやうない
)
一同有難仕合
也
(
なり
)
と申ける是れは
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
駈出(かけいで)の例文をもっと
(1作品)
見る
かけだし
(逆引き)
ぴんからきりまで心得て
穴熊
(
あなぐま
)
毛綱
(
けづな
)
の
手品
(
てづま
)
にかゝる我ならねば負くる
計
(
ばか
)
りの者にはあらずと
駈出
(
かけだし
)
して三日帰らず、四日帰らず、
或
(
あるい
)
は松本善光寺又は
飯田
(
いいだ
)
高遠
(
たかとお
)
あたりの
賭場
(
とば
)
あるき
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
駈出(かけだし)の例文をもっと
(1作品)
見る
かりだ
(逆引き)
別に
駈出
(
かりだ
)
すの、手が
掛
(
かか
)
るのって事はなかったんだそうですけれど、たださえ細った食が、もうまるっきり通りますまい。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
駈出(かりだ)の例文をもっと
(1作品)
見る
駈
漢検準1級
部首:⾺
15画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“駈”で始まる語句
駈
駈落
駈引
駈込
駈上
駈足
駈寄
駈下
駈付
駈廻
“駈出”のふりがなが多い著者
泉鏡花
三遊亭円朝
泉鏡太郎
島崎藤村
水野葉舟
アントン・チェーホフ
徳田秋声
二葉亭四迷
作者不詳
内田魯庵