“駈寄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけよ86.7%
かけよつ6.7%
かけより6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『ア、ア、アッ、アッ!』と叫んで突起つったったかと思うと、又尻餅しりもちついじっと僕を見た時の顔色! 僕は母が気絶したのかと喫驚びっくりしてそば駈寄かけよりました。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
打れて眞逆まつさかさまに倒るゝをお花はすかさず駈寄かけよつて左のうで打落うちおとせば吾助はおきんと齒切はがみを爲す友次郎お花忠八諸共もろとも押重おしかさなり十分止めを刺貫さしとほし終に首を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見るより今日出役しゆつやく與力よりき駈來かけきたる是ぞ島秀之助といふ者なり大音だいおんあげ下乘々々げじよう/\と制せしが更にきかぬ風してなほも門内へ舁込かきこまんとす此時このとき島秀之助駈寄かけより天一坊の乘物の棒鼻ぼうはなへ手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)