“大音”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいおん70.6%
おおと11.8%
たいおん11.8%
おおおと5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さけんで、大音だいおん呵々から/\わらふとひとしく、そらしたゆびさきへ、法衣ころもすそあがつた、黒雲くろくもそでいて、虚空こくういなづまいてぶ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
近江の湖水の北の大音おおと村の粉掛地蔵は、このへんの工場で糸とりをする娘たちが、手が荒れた時には、米か麦の粉を一つかみ持って来て、この地蔵に振り掛けると
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
退出たいしゆつせられけり時に享保きやうほ十年八月廿四日双方さうはう呼出しの面々めん/\笠原粂之進かさはらくめのしん煙草屋喜八家主平兵衞へいべゑ田子たごの伊兵衞中間ちうげん七助等なり大岡殿大音たいおんにて粂之進くめのしん刑法けいはふ役をもつとめ候身分にて盜賊たうぞく人違ひとちがつみなき喜八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さらにまた野州葛生の峰渡権現ねわたりごんげんにおいても、昔蛇体となったという長者の妻の供養を、同じくこの日に行う例であったといい、四月六日を以て例祭とする近江伊香郡の大音おおおと神社にも
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)