“おおと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オオト
語句割合
大戸57.1%
大音28.6%
大扉14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日東にっとうサルベージ会社の沈没船引きあげのしごとが、房総ぼうそう半島の東がわにある大戸おおと村の沖あいでおこなわれていました。
海底の魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
近江伊香郡古保利村大字柳野中にある幣塚へいづかは、昔この村の大音おおと神社(大陰神?)の祭の日の十日前に、幣をこの塚の上に立てたからこの名があると、諸種の地誌に見えている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
玄関は礼拝堂の左手にあって、もしその打戸環のついた大扉おおとそばに私服さえ見なかったならば、恐らく法水の夢のような考証癖は、いつまでも醒めなかったに違いない。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)