大音おおと)” の例文
近江の湖水の北の大音おおと村の粉掛地蔵は、このへんの工場で糸とりをする娘たちが、手が荒れた時には、米か麦の粉を一つかみ持って来て、この地蔵に振り掛けると
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
近江伊香郡古保利村大字柳野中にある幣塚へいづかは、昔この村の大音おおと神社(大陰神?)の祭の日の十日前に、幣をこの塚の上に立てたからこの名があると、諸種の地誌に見えている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)