“大戸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおど64.7%
おおと23.5%
おほど11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見世は大戸おおどが下ろされて薄暗うすぐらく、通された離れの座敷には、お由利の床がまだそのままに、枕辺まくらべに一本線香と、水が供えてあるばかり。
福島県南会津郡大戸おおと村の雨乞は、猿丸太夫の古跡という上の沼へ、牛の頭を投げ込むのであるが、この事は大正十三年七月の大旱にも行われた。
其癖そのくせ、ガラ/\とまた……今度こんど大戸おほどしまつたときは、これで、う、家内かないわたしは、幽明いうめいところへだてたとおもつて、おもはずらずなみだちた。…
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)