“枕辺”のいろいろな読み方と例文
旧字:枕邊
読み方割合
まくらべ80.4%
まくらもと15.7%
ちんぺん3.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枕辺まくらべ近く取り乱しあるは国々の詩集なり。その一つ開きしままに置かれ、西詩せいし「わが心高原こうげんにあり」ちょう詩のところでてその中の
(新字新仮名) / 国木田独歩(著)
彼女かれ寝衣ねまきの袂で首筋のあたりを拭きながら、腹這いになって枕辺まくらもと行燈あんどうかすかかげを仰いだ時に、廊下を踏む足音が低くひびいた。
黄八丈の小袖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
耶蘇ヤソ信者なにがし一日余の枕辺ちんぺんに来り説いていわくこの世は短いです、次の世は永いです、あなたはキリストのおよみ返りを信ずる事によつて幸福でありますと。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)