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枕橋
ふりがな文庫
“枕橋”の読み方と例文
読み方
割合
まくらばし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まくらばし
(逆引き)
川向うは
三囲
(
みめぐり
)
の土手、
枕橋
(
まくらばし
)
から向島はちょうど墨絵の夕べである。宵闇を
縫
(
ぬ
)
って、チラチラ飛んでゆく駕の
灯
(
ひ
)
も見えだしたが、まだ空も明るく川も明るかった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その頃、銀座さんと
称
(
とな
)
うる化粧問屋の
大尽
(
だいじん
)
があって、
新
(
あらた
)
に、「
仙牡丹
(
せんぼたん
)
」という
白粉
(
おしろい
)
を製し、これが大当りに当った、祝と披露を、
枕橋
(
まくらばし
)
の
八百松
(
やおまつ
)
で催した事がある。
開扉一妖帖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
枕橋
(
まくらばし
)
の二ツ並んでいるあたりからも、
花川戸
(
はなかわど
)
の岸へ渡る船があったが、震災後
河岸通
(
かしどおり
)
の人家が一帯に取払われて今見るような公園になってから
言問橋
(
ことといばし
)
が
架
(
か
)
けられて
水のながれ
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
枕橋(まくらばし)の例文をもっと
(12作品)
見る
枕
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“枕”で始まる語句
枕
枕頭
枕許
枕元
枕辺
枕屏風
枕木
枕上
枕詞
枕邊
“枕橋”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
永井荷風
高村光雲
吉川英治
森鴎外
堀辰雄
泉鏡花
田中貢太郎
野村胡堂