“三囲”のいろいろな読み方と例文
旧字:三圍
読み方割合
みめぐり89.7%
みかかえ5.1%
みめぐ5.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次は三囲みめぐりの前に来た時、堤の下を覗きました。そこにつないだ一そうの屋根船の中には、上を下への大騒動が始まっているのです。
午後は親子三人、此度は街道を西南に坂を半上って、牧場の埒内らちないに入る。東向きの山腹、三囲みかかえ四囲よかかえもあるならの大木が、幾株も黄葉の枝を張って、其根もとに清水がいたりして居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
川口から向う河岸がしには三囲みめぐりの土手を見、すぐ右側には真土山まつちやま聖天しょうでん、森と木の間の石段が高く仰がれる麓であります。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)