“みめぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見廻33.3%
三囲16.7%
御恵16.7%
見巡16.7%
巡視8.3%
見周8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まはり夫より所々を見物けんぶつしける内一ぴき鹿しか追駈おつかけしが鹿のにぐるに寶澤は何地迄いづくまでもと思あとをしたひしもつひに鹿は見失ひ四方あたり見廻みめぐらせば遠近をちこちの山のさくら今を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「いやじゃないけれども詰まらない。初午ならば向島へ行って、三囲みめぐりさまへでも一緒にお詣りをした方がいいよ」
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「神さまよ、国家の為めに戦う軍人等いくさびとらの上に豊かなる御恵みめぐみを下し給え」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
つく/″\命は森林もりを縫う稲妻のいと続き難き者と観ずるにつけても志願を遂ぐる道遠しと意馬いばむち打ち励ましつ、ようやく東海道の名刹めいさつ古社に神像木仏はり欄間らんまの彫りまで見巡みめぐりて鎌倉東京日光も見たり
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
煮ゆるもちほとり巡視みめぐり、またこの多くの岩窟いはあなの上にすきなく懸れる次の岩まで此等の者をおくりゆけ 一二四—一二六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あくあしたの食後、貫一はづこの狭き畑下戸はたおり隅々すみずみまで一遍ひとわたり見周みめぐりて、ぼその状況を知るとともに、清琴楼の家格いへがらを考へなどして、かはらに出づれば、浅瀬にかかれる板橋の風情ふぜい面白く
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)