“家格”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かかく50.0%
いへがら25.0%
けかく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
城地を求めて家格かかくをひきさげるとは、そもそも、いかなる思い付……酒井の家風をご存じなら、権現さまとのお約束にももとり、藩祖のお名を軽しめるがごとき愚かな所替ところがえは望まれぬはず。
無惨やな (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
私たちは追々年を取るばかり、お前たちはわかしと云ふもので、ここに可頼たのもしい親類が有れば、どれ程心丈夫だか知れんて、なう。そこで富山ならば親類に持つても可愧はづかしからん家格いへがらだ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
飴色網代蹴出黄棒の乘物といふいま天一坊樣の御身も御親子ごしんし御對顏ごたいがんの上は西丸へ直らせらるゝや又御三家格けかくなるやはた會津家越前家同樣なるや抑々御譜代並の大名にならせ給ふや定めなき御身分ゆゑ朱塗しゆぬりの上に黒漆を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)