“かかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家格40.0%
價格20.0%
歌客20.0%
過客20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さはいへど人妻ひとづまならばおよぶまじことなりたしかめてのち斷念だんねんせんのみ、うきたるこひこゝろをくす輕忽あわつけしさよともおぼさんなれど、父祖傳來ふそでんらい舊交きうかうありとて、其人そのひとこゝろみゆるものならず、家格かかくしたが門地もんちたつと
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
爲替相場かはせさうばが六箇月かげつあひだやくわり回復くわいふくした割合わりあひかられば物價低落ぶつかていらく割合わりあいすくないのであるが、輸入品ゆにふひん爲替相場かはせさうば騰落とうらく影響えいきやうけそれ價格かかく騰落とうらくするわけであるけれど
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
しかしながら爲替相場かはせさうばあがる、それにれて直接ちよくせつ輸入ゆにふする品物しなもの價格かかく段々だん/\さがると道程だうていかんがへてると、此商品このしやうひん取扱とりあつか商人しやうにんあるひ商賣社會しやうばいしやくわいからふと、物價ぶつか漸次ぜんじ低落ていらくするときには
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
大正四年五月上旬から下旬までかかって、愈々いよいよ型ばかりの結婚式を挙げた時、席に列してくれたのは、この今井君と角田浩々かくだこうこう歌客かかくの二人だけであった。
友人一家の死 (新字新仮名) / 松崎天民(著)
月日は百代の過客かかくにして、行きかふ年もまた旅人なり。船の上に生涯をうかべ、馬の口をとらへて老をむかふるものは日々旅にして、旅をすみかとす。古人も多く旅に死せるあり。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)