“低落”の読み方と例文
読み方割合
ていらく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ以外いぐわい品物しなもの爲替回復かはせくわいふく影響えいきやう直接ちよくせつにはけないのであるから、此程度このていど物價ぶつか低落ていらくもつと適當てきたうところであらうとおもはれる。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
二遍目は寧ろ新奇な経験としてよろこんだ。このごろは、此経験が、多くの場合に、精神気力の低落ていらくともなふ様になつた。内容の充実しない行為を敢てして、生活する時の徴候になつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
低落ていらくして十二ぐわつすゑには百六十二・九九となり六ぐわつくらべて十三・三二すなはち七りん下落げらくとなつたのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)