“低頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じぎ35.5%
うなだ22.6%
うつむ12.9%
ていとう12.9%
おじぎ6.5%
うつぶ3.2%
うつぶき3.2%
うなづ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は馬鹿叮嚀に工夫に向つてお低頭(じぎ)をし、工夫の職業とその監督権に顔をたてゝやるために線路を離れて柔順に丘から降りた。
小熊秀雄全集-15:小説 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
旗(フラフ)は戦(そよ)と風もない炎天の下に死んだ様に低頭(うなだ)れて襞(ひだ)一つ揺がぬ。赤い縁だけが、手が触つたら焼けさうに思はれる迄燃えてゐる。
氷屋の旗 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
千代(ちい)ちやん彼(あれ)は何(なん)だ学校(がくかう)の御朋友(おともだち)か随分(ずゐぶん)乱暴(らんばう)な連中(れんぢう)だなアとあきれて見送(みおく)る良之助(りやうのすけ)より低頭(うつむ)くお千代(ちよ)は赧然(はなじろ)めり
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
九時二十分頃、呂昇が出て来て金屏風(きんびょうぶ)の前の見台(けんだい)に低頭(ていとう)した。連(つ)れ弾(びき)は弟子の昇華(しょうか)。二人共時候にふさわしい白地に太い黒横縞(くろよこしま)段だらの肩衣(かたぎぬ)を着て居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
刹那(せつな)、鞘をあとに躍(おど)った武蔵太郎が、銀光一過、うわあッ! と魂切(たまぎ)る断末魔(だんまつま)の悲鳴を名残りに、胴下からはすかいに撥(は)ねあげられたくだんの男、がっくりと低頭(おじぎ)のようなしぐさとともに
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
添(そ)へたやうなものはて困(こま)つたと言(い)ひはせで低頭(うつぶ)く心(こゝろ)思案(しあん)にくれぬ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
すると、その家の垣根の前に小さな人の影があつて、低頭(うつぶき)になつて頻りに何か為て居るではないか。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
Y博士は軽く低頭(うなづ)いて見せたが、『で、貴女は?』
くづれた土手 (新字旧仮名) / 田山花袋、田山録弥(著)