“金屏風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんびょうぶ77.6%
きんびやうぶ18.4%
きんびやうび2.0%
きんべうぶ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金屏風きんびょうぶ立てて在る奥の二階の部屋に案内された。割烹店は、お寺のように、シンとしていた。滝の音ばかり、いやに大きく響いていた。
デカダン抗議 (新字新仮名) / 太宰治(著)
にごれるみづいろへて極彩色ごくさいしき金屏風きんびやうぶわたるがごとく、秋草模樣あきくさもやうつゆそでは、たか紫苑しをんこずゑりて、おどろてふとともにたゞよへり。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さるほどに、美人びじんたちの寄附きふによつて、づらりとあつたかいものがならんで、金屏風きんびやうびもキラ/\とかゞやわたり、やきのりをたていて心配しんぱいしてた、藤村ふぢむらやさしい妹分いもとぶんも、うれしさうなかほをした。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たますだれふきちぎり、金屏風きんべうぶたふすばかり、あらしごとひゞいた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)