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金屏風
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きんびやうぶ
ふりがな文庫
“
金屏風
(
きんびやうぶ
)” の例文
濁
(
にご
)
れる
水
(
みづ
)
も
色
(
いろ
)
を
添
(
そ
)
へて
極彩色
(
ごくさいしき
)
の
金屏風
(
きんびやうぶ
)
を
渡
(
わた
)
るが
如
(
ごと
)
く、
秋草模樣
(
あきくさもやう
)
に
露
(
つゆ
)
敷
(
し
)
く
袖
(
そで
)
は、
丈
(
せ
)
高
(
たか
)
き
紫苑
(
しをん
)
の
梢
(
こずゑ
)
を
乘
(
の
)
りて、
驚
(
おどろ
)
き
飛
(
と
)
ぶ
蝶
(
てふ
)
とともに
漾
(
たゞよ
)
へり。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
金屏風
(
きんびやうぶ
)
、島臺、世の常の目出度いづくめの背景の中に、それはまた、何と言ふ恐ろしい取り合せでせう。
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今、仙台の第二高等学校にゐる
登張
(
とばり
)
竹風は、酒に酔ふと、筆を執つて
其辺
(
そこら
)
へ落書をする。障子であらうと、
金屏風
(
きんびやうぶ
)
であらうと一向
厭
(
いと
)
はないが、とりわけ女の
長襦袢
(
ながじゆばん
)
へ書くのが好きらしい。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
金屏風
(
きんびやうぶ
)
でかくせ。(東京)
お月さまいくつ
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
が、
待
(
ま
)
てよ。……
玄關口
(
げんくわんぐち
)
で、
躑躅
(
つゝじ
)
の
鉢植
(
はちうゑ
)
に
吃驚
(
びつくり
)
するやうでは——
此
(
こ
)
の
柄
(
がら
)
だから
通
(
とほ
)
しはしまいが——
上壇
(
じやうだん
)
の
室
(
ま
)
で、
金屏風
(
きんびやうぶ
)
で、
牡丹
(
ぼたん
)
と
成
(
な
)
ると、
目
(
め
)
をまはすに
相違
(
さうゐ
)
ない。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
平次の手が動くと、錦太郎の後ろの
金屏風
(
きんびやうぶ
)
が取拂はれました。その奧に置かれたやうに坐つて居るのは、何と、錦太郎が殺したと思ひ込んでゐる、お福の
健
(
すこ
)
やかな姿ではありませんか。
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
が、
折
(
をり
)
から、ざあ/\
降
(
ぶ
)
りに
風
(
かぜ
)
が
吹添
(
ふきそ
)
つて、
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
の
金屏風
(
きんびやうぶ
)
も
青味
(
あをみ
)
を
帶
(
お
)
びて、
少々
(
せう/\
)
涼
(
すゞ
)
しく
成
(
な
)
り
過
(
す
)
ぎた。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
金屏風
(
きんびやうぶ
)
の反映する中をねり歩いたのです。
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
……
消防手
(
かしら
)
御免
(
ごめん
)
よ。
兄哥
(
あにい
)
怒
(
おこ
)
るな。
金屏風
(
きんびやうぶ
)
の
鶴
(
つる
)
の
前
(
まへ
)
に、おかめ、ひよつとこ、くりからもん/\の
膚
(
はだ
)
ぬぎ、あぐら、
中
(
なか
)
には
素裸
(
すつぱだか
)
で
居
(
ゐ
)
るではないか。
其處
(
そこ
)
が
江戸
(
えど
)
だい。お
祭
(
まつり
)
だ。
祭のこと
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
好接異客
(
このんでいかくにせつす
)
、は
可
(
い
)
いが、お
追從連
(
つゐしようれん
)
を
眼下
(
がんか
)
に
並
(
なら
)
べて、
自分
(
じぶん
)
は
上段
(
じやうだん
)
、
床
(
とこ
)
の
前
(
まへ
)
に
無手
(
むず
)
と
直
(
なほ
)
り、
金屏風
(
きんびやうぶ
)
に
御威光
(
ごゐくわう
)
を
輝
(
かゞや
)
かして、
二十人前
(
にじふにんまへ
)
の
塗
(
ぬり
)
ばかり
見事
(
みごと
)
な
膳
(
ぜん
)
、
青芋莄
(
あをずゐき
)
の
酢和
(
すあへ
)
で、どぶろくで
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
屏
漢検1級
部首:⼫
9画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“金屏”で始まる語句
金屏