トップ
>
青味
ふりがな文庫
“青味”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あおみ
63.6%
あをみ
36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あおみ
(逆引き)
袖付や
衽
(
おくみ
)
の皺が、苔でも置いたようなしっとりした
青味
(
あおみ
)
の
谷
(
たに
)
をつくって、いうにいえないいい味わい。……
姦(かしまし)
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
八
方
(
ぽう
)
へ狂気のごとくどなりつけた。そのくせ、かれじしんからして
衣
(
ころも
)
はさかれ目は血ばしり、おもては
青味
(
あおみ
)
をおびて、よほど度を失っているのだからおかしい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
青味(あおみ)の例文をもっと
(7作品)
見る
あをみ
(逆引き)
温泉
(
いでゆ
)
は、やがて
一浴
(
いちよく
)
した。
純白
(
じゆんぱく
)
な
石
(
いし
)
を
疊
(
たゝ
)
んで、
色紙形
(
しきしがた
)
に
大
(
おほき
)
く
湛
(
たゝ
)
へて、
幽
(
かす
)
かに
青味
(
あをみ
)
を
帶
(
お
)
びたのが、
入
(
はひ
)
ると、
颯
(
さつ
)
と
吹溢
(
ふきこぼ
)
れて
玉
(
たま
)
を
散
(
ち
)
らして
潔
(
いさぎよ
)
い。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
畑
(
はた
)
には
刷毛
(
はけ
)
の
先
(
さき
)
でかすつた
樣
(
やう
)
に
麥
(
むぎ
)
や
小麥
(
こむぎ
)
で
仄
(
ほのか
)
に
青味
(
あをみ
)
を
保
(
たも
)
つて
居
(
ゐ
)
る。それから
冬
(
ふゆ
)
は
又
(
また
)
百姓
(
ひやくしやう
)
をして
寂
(
さび
)
しい
外
(
そと
)
から
專
(
もつぱ
)
ら
内
(
うち
)
に
力
(
ちから
)
を
致
(
いた
)
させる。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
青味(あをみ)の例文をもっと
(4作品)
見る
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“青”で始まる語句
青
青年
青々
青苔
青柳
青葉
青梅
青山
青白
青銅
“青味”のふりがなが多い著者
浅野和三郎
泉鏡太郎
長塚節
久生十蘭
北原白秋
吉川英治
泉鏡花
海野十三
小川未明