“衽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おくみ80.0%
しきね20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それそれそのおくみは四寸にしてこう返して、イイエそうじゃありません、こっちよこしなさい、二十歳はたちにもなッて、お嫁さまもよくできた、へへへへ」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
袖付やおくみの皺が、苔でも置いたようなしっとりした青味あおみたにをつくって、いうにいえないいい味わい。……
姦(かしまし) (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
かしらよりあしにいたるまでものこと/″\けものかはをもつてこれを作る。とほればさるにしてかほは人也。金革きんかくしきねにすとはかゝる人をやいふべき。此ものらがこゝろざす所は我国の熊にあり。