“青山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおやま41.7%
あをやま27.8%
せいざん22.2%
セイザン8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるとき、黒木くろき近衛師団長の検閲がおこなわれた。私はひとり、青山あおやま練兵場に引きだされた。師団長はじめ参謀らがならんでいた。
私の歩んだ道 (新字新仮名) / 蜷川新(著)
青山あをやまうちからは何の消息もなかつた。代助は固よりそれを予期してゐなかつた。彼はつとめて門野を相手にして他愛ない雑談にふけつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
青山せいざん愛執あいしゅうの色に塗られ、」「緑水りょくすい非怨ひえんの糸を永くく」などという古人の詩を見ても人間現象の姿を、むしろ現象界で確捕出来ず所詮しょせん
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
好ましくはありませんが、一時、清風山の山寨さんさいをたよって行き、体の傷がなおってから、いずこへでも身の落ちつきを見つけましょう。ま、人間到ルトコロ青山セイザンアリですよ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)