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青山
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せいざん
ふりがな文庫
“
青山
(
せいざん
)” の例文
「
青山
(
せいざん
)
愛執
(
あいしゅう
)
の色に塗られ、」「
緑水
(
りょくすい
)
、
非怨
(
ひえん
)
の糸を永く
曳
(
ひ
)
く」などという古人の詩を見ても人間現象の姿を、むしろ現象界で確捕出来ず
所詮
(
しょせん
)
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
孤身
飄然
(
ひょうぜん
)
、異郷にあって更に孤客となるの
怨
(
うらみ
)
なく、到る処の
青山
(
せいざん
)
これ
墳墓地
(
ふんぼのち
)
ともいいたいほど意気
頗
(
すこぶる
)
豪なるところがあったが今その十年の昔と
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
先年、私に賜わりました
青山
(
せいざん
)
でござります。もちろん日頃いつくしみましたる物ではございますが、この稀代の名器を
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
という句があるが、コウいう
心持
(
こころもち
)
でおれば、至る所に
青山
(
せいざん
)
ありで、
善
(
よ
)
い心持がしようと思う。
己
(
おの
)
れを
欺
(
あざむ
)
くのかも知れないが、
幾度
(
いくど
)
ダマされても、私はこの心持でおりたいと思う。
人格を認知せざる国民
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
一了簡あり顔の政が
木遣
(
きやり
)
を丸めたような声しながら、北に
峨々
(
がが
)
たる
青山
(
せいざん
)
をと
異
(
おつ
)
なことを吐き出す勝手
三昧
(
ざんまい
)
、やっちゃもっちゃの末は
拳
(
けん
)
も下卑て、
乳房
(
ちち
)
の
脹
(
ふく
)
れた奴が臍の下に紙幕張るほどになれば
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
人間
到
(
いた
)
るところに
青山
(
せいざん
)
があるとか書生さんたちがよく歌っているじゃありませんか。いちど、あたしと一緒に漢陽の家へいらっしゃい。生きているのも、いい事だと、きっとお思いになりますから。
竹青
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
真の自由は物においての自由である。それは単に動くことでなく、動きながら止まることであり、止まりながら動くことである。動即静、静即動というものである。人間
到
(
いた
)
る処に
青山
(
せいざん
)
あり、という。
人生論ノート
(新字新仮名)
/
三木清
(著)
この
青山
(
せいざん
)
という琵琶は、仁明天皇の御代、
掃部頭貞敏
(
かもんのかみていびん
)
が唐の琵琶の博士、
廉承武
(
れんしょうぶ
)
から、三曲の秘曲を授かったときもらった三つの名器のうちの一つである。
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
青山
(
せいざん
)
翠巒
(
すゐらん
)
應接にいとまがない。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“青山”の意味
《名詞》
青 山(せいざん)
(あおやま、せいざん)青々と樹木が茂った山。
(せいざん)墓を作る場所。亡くなる場所。
(出典:Wiktionary)
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“青山”で始まる語句
青山竜巌寺
青山垣
青山家
青山村
青山新七
青山御所
青山浩一
青山胤通
青山播磨
青山雲水