“三昧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざんまい70.5%
さんまい28.7%
ざんめえ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と源氏へ仰せられたが、源氏はそのお言葉から青春時代の恋愛三昧ざんまいを忍んで物哀れな気分になった。源氏は院へ杯を参らせて歌った。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
すなはち仏前に座定ざじょうして精魂をしずめ、三昧さんまいに入る事十日余り、延宝二年十一月晦日みそかの暁の一点といふに、忽然こつぜんとしてまなこを開きていわ
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
お前はしてえ三昧ざんめえをして死んだんだからいいようなものの、その焼跡をせせくっている、この紙屑屋の清次なんぞは、してえことをしたくってもできねえんですぜ、イヤな気持になったよ
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)