“忽然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こつぜん82.6%
こつねん15.0%
たちまち2.0%
ぬつ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなはち仏前に座定して精魂をめ、三昧に入る事十日余り、延宝二年十一月晦日の暁の一点といふに、忽然としてを開きて
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その眼の前には、忽然と、隠岐の荒海が近づいていた。いちめん、白い微粒な霧の怒濤が睫毛をふさぐほど押し流れて来たのであった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われも其の真似をするが如く、息を凝らして覗き見るに、忽然、神気逆上して吾が心も、わが心ならず。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
附て道中をれましとしながらに行所を此所松陰より忽然と出たる畔倉重四郎ものをも云ずなる飛脚の片足をばつさりと切付たり飛脚はアツと馬よりげ落るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)