“忽焉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こつえん90.5%
たちまち9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子どものかどわかし!——どういう子どもをどこへ売ったか、大きななぞの雲が忽焉こつえんとして目の前に舞い下がってきたのです。
ついに非望のげられないことをさとった紀昌の心に、成功したならば決して生じなかったにちがいない道義的慚愧ざんきの念が、この時忽焉こつえんとして湧起わきおこった。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)
坐上ざじょうに躍ると見えしが、忽焉たちまち其長そのたけ一丈五尺の
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
えしが、忽焉たちまち其長そのたけ一丈五
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)