“其長”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのたけ40.0%
そのなが20.0%
それ20.0%
ソノタケ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坐上ざじょうに躍ると見えしが、忽焉たちまち其長そのたけ一丈五尺の
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
いよいよむねわるくくらしくおもひ、しかるべきえんにもつけず生殺なまごろしにして、他處目よそめばかりは何處どこまでも我儘わがまヽらしき氣隨きずゐものにて、其長そのながした父君ちヽぎみをもみしか
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そのカムツァンというのには一人のちょうがありまして、其長それは年番である。私の行った時分の長はラートェパという人で、ごく親切な無邪気なおじいさんでございました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
或る古書は伝へて「其長ソノタケ九尺余、胴ヨリ頭小サク、オモテ赤ク眼丸クシテ鼻高ク、傍ヲ見ル時ハ肩ヲコスリ、口広クシテ耳ニ及ビ、歯ハ馬ノ歯ノゴトク雪ヨリモ白シ、ツメハ熊ノ手足ニ似タリ、髪ハネズミ色ニシテ……」云々うんぬんと記してゐる。
ハビアン説法 (新字旧仮名) / 神西清(著)