“鼠”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
ねずみ93.0%
ねず2.2%
ねづみ1.9%
1.1%
ネズミ0.7%
(その他)1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鼠”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語18.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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猫は一つの矯正物きょうせいぶつだ。神様はねずみをこしらえてみて、やあこいつはしくじったと言って、それから猫をこしらえた。猫は鼠の正誤表だ。
背伸せのびをして、三じゃく戸棚とだなおくさぐっていた春重はるしげは、やみなかからおもこえでこういいながら、もう一、ごとりとねずみのようにおとてた。
〔出典〕おせん(新字新仮名)/邦枝完二(著)
銘仙矢絣やがすり単衣ひとへに、白茶の繻珍しゆちんの帯も配色うつりがよく、生際はえぎはの美しい髪を油気なしのエス巻に結つて、幅広のねずのリボンを生温かい風が煽る。
〔出典〕鳥影(新字旧仮名)/石川啄木(著)
それから越後を通って九月にはもう羽前のねずヶ関に来ているから、この地では腰を落ち付けて休む家もなかったのである。
〔出典〕雪国の春(新字新仮名)/柳田国男(著)
夫れ台所だいどころに於けるねづみ勢力せいりよく法外はふぐわいなる飯焚男めしたきをとこ升落ますおとしの計略けいりやくも更に討滅たうめつしがたきを思へば、社会問題しやくわいもんだいみゝかたむくる人いかで此一町内いつちやうない百「ダース」の文学者ぶんがくしや等閑なほざりにするをべき。
〔出典〕為文学者経(新字旧仮名)/内田魯庵三文字屋金平(著)
一六いちろく三五さんご采粒さいつぶかの、はい、ござります。』とすみかべ押着おつゝけた、薬箪笥くすりだんすふるびたやうな抽斗ひきだしけると、ねづみふんが、ぱら/\こぼれる。なかから、畳紙たとうがみして、ころ/\とゆすりながらのき明前あかりさきつてた。
〔出典〕神鑿(新字旧仮名)/泉鏡花泉鏡太郎(著)
さて五欲について思い起こすことは、『譬喩経ひゆぎょう』のなかにある「黒白こくびゃく」の譬喩たとえです。
〔出典〕般若心経講義(新字新仮名)/高神覚昇(著)
「われらの任は、今や重い。窮するの極み、必ず、呂布はここを通るであろう。ここは淮南への正路、一だに洩らしてはならん。王法ニシンナシ――怠る者は、軍法に照らし必ず断罪に処すぞ」
〔出典〕三国志:05 臣道の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
「ねこ、(中略)人家ジンカチヒサキケモノヒトトコロナリ。温柔ヲンジウニシテヤスク、マタネズミトラフレバフ。シカレドモ竊盗セツタウセイアリ。カタチトラ二尺ニシヤクラズ。(下略げりやく)」
〔出典〕澄江堂雑記(新字旧仮名)/芥川竜之介(著)
その風貌を或る古書は伝へて「其長ソノタケ九尺余、胴ヨリ頭小サク、オモテ赤ク眼丸クシテ鼻高ク、傍ヲ見ル時ハ肩ヲコスリ、口広クシテ耳ニ及ビ、歯ハ馬ノ歯ノゴトク雪ヨリモ白シ、ツメハ熊ノ手足ニ似タリ、髪ハネズミ色ニシテ……」云々うんぬんと記してゐる。
〔出典〕ハビアン説法(新字旧仮名)/神西清(著)
「ど、どういたしやして、ねずみなんぞたもうしゃしません。若旦那わかだんなにはこれからも、ぬずみのように、チウをおつくしもうせと、こうもうしたのでございます」
〔出典〕おせん(新字新仮名)/邦枝完二(著)
蒙古のいわゆるの年。わが土御門天皇つちみかどてんのうの元久元年。
とにかく、一年にわたる「新世界巡礼」は、ここに諸君の御後援によってENDを全うするを得た。帰来僕は、一そう印象の沈澱するを待って、亜米利加アメリカ風に言えば「古い町バアグラッツを起し」てやろうと待ち構えてるだけだ。
〔出典〕踊る地平線:13 附記(新字新仮名)/谷譲次(著)