“鼠”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ねずみ92.6%
ねず2.3%
ねづみ2.3%
1.0%
ネズミ0.7%
0.3%
ねづ0.3%
ラッツ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鼠”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語30.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
320x100
親指を抑えにして小口を雨のように飛ばして見ると、黒い印気インキねずみの鉛筆が、ちら、ちら、ちらと黄色い表紙まで来て留った。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
が、いかに朽ちたればといって、立樹たちきほらでないものを、橋杭に鳥はむまい。馬の尾に巣くうねずみはありと聞けど。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それから越後を通って九月にはもう羽前のねずヶ関に来ているから、この地では腰を落ち付けて休む家もなかったのである。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私は洋服であつたが、種田君は其頃紳士仲間に流行はやつた黒の繻子目しゆすめのマントを着て、舶来はくらいねず中折帽なかをればうかぶつて居た。
二黒の巳 (新字旧仮名) / 平出修(著)
いのらいの数も知らねば、まち人恋ふるねづみなき格子の咒文じゆもん、別れの背中せなに手加減の秘密おくまで、唯おもしろく聞なされて
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
つていふはなし思出おもひだして「おぢさん、ライオンはなれたらねづみでもひませんか」と動物園どうぶつゑんのおぢさんにきました。
さて五欲について思い起こすことは、『譬喩経ひゆぎょう』のなかにある「黒白こくびゃく」の譬喩たとえです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
「われらの任は、今や重い。窮するの極み、必ず、呂布はここを通るであろう。ここは淮南への正路、一だに洩らしてはならん。王法ニシンナシ――怠る者は、軍法に照らし必ず断罪に処すぞ」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その風貌を或る古書は伝へて「其長ソノタケ九尺余、胴ヨリ頭小サク、オモテ赤ク眼丸クシテ鼻高ク、傍ヲ見ル時ハ肩ヲコスリ、口広クシテ耳ニ及ビ、歯ハ馬ノ歯ノゴトク雪ヨリモ白シ、ツメハ熊ノ手足ニ似タリ、髪ハネズミ色ニシテ……」云々うんぬんと記してゐる。
ハビアン説法 (新字旧仮名) / 神西清(著)
「ねこ、(中略)人家ジンカチヒサキケモノヒトトコロナリ。温柔ヲンジウニシテヤスク、マタネズミトラフレバフ。シカレドモ竊盗セツタウセイアリ。カタチトラ二尺ニシヤクラズ。(下略げりやく)」
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
蒙古のいわゆるの年。わが土御門天皇つちみかどてんのうの元久元年。
それだから結構けつこうですわ。よるなんかでも、あなたは毛色けいろがおくろいからはなあたま御飯粒ごはんつぶをくつつけてくちをあいてゐればねづさんはくろところしろいものがあるのでよろこんでべにるとべられるつていふぢやございませんか。
帰来僕は、一そう印象の沈澱するを待って、亜米利加アメリカ風に言えば「古い町バアグラッツを起し」てやろうと待ち構えてるだけだ。
踊る地平線:13 附記 (新字新仮名) / 谷譲次(著)