“鼠麹草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はゝこぐさ20.0%
ソキクソウ20.0%
そきくそう20.0%
はゝこ20.0%
はゝこくさ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうしてはまたすべてのをさないものゝ特有もちまへ凝然ぢつとしてられなくて可憐かれんをひら/\とうごかしながら、ちからあまみづいきほひにぐつとられつゝおよいでる。與吉よきち鼠麹草はゝこぐさはなみづげた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
青木昆陽あおきこんよう(甘藷先生といわれる学者)の『昆陽漫録こんようまんろく』に「我国ノ古ヘノ草糕[牧野いう、糕はモチ]ハ鼠麹草ソキクソウナリ」とある。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
漢名は鼠麹草そきくそうまたは鼠草、色も形も大きさも短い毛のある容子ようすも、鼠の耳にならば似ていると言える。
麥つくる安房のかや野の松蔭に鼠麹草はゝこの花はなつかしみ見つ
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
春の田を耕し人のゆきかひに泥にまみれし鼠麹草はゝこくさの花
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)