“鼠骨”の読み方と例文
読み方割合
そこつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その下にだいだいを置き橙に並びてそれと同じ大きさほどの地球儀をゑたり。この地球儀は二十世紀の年玉なりとて鼠骨そこつの贈りくれたるなり。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
夏目先生、虚子、鼠骨そこつ、それから多分四方太しほうだも一処で神田連雀町れんじゃくちょうの鶏肉屋でめしを食ったことがあった。どうした機会であったか忘れてしまった。
高浜さんと私 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
京都には鼠骨そこつ君がいた。鼠骨君はその頃吉田神社前の大原という下宿にいたので余は暫く其処そこに同居していた。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)