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鼠骨
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そこつ
ふりがな文庫
“
鼠骨
(
そこつ
)” の例文
その下に
橙
(
だいだい
)
を置き橙に並びてそれと同じ大きさほどの地球儀を
据
(
す
)
ゑたり。この地球儀は二十世紀の年玉なりとて
鼠骨
(
そこつ
)
の贈りくれたるなり。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
夏目先生、虚子、
鼠骨
(
そこつ
)
、それから多分
四方太
(
しほうだ
)
も一処で神田
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
の鶏肉屋でめしを食ったことがあった。どうした機会であったか忘れてしまった。
高浜さんと私
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
京都には
鼠骨
(
そこつ
)
君がいた。鼠骨君はその頃吉田神社前の大原という下宿にいたので余は暫く
其処
(
そこ
)
に同居していた。
子規居士と余
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
鼠骨
(
そこつ
)
より贈つてくれた玩器は、小さい丸い薄いガラスの玉の中に、五分位な人形が三つはひつて居る。その人形の頭は赤と緑と黒とに染分けてある。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
会するもの、肋骨、楽堂、
鼠骨
(
そこつ
)
、石鼎、温亭、宵曲、
菫雨
(
きんう
)
、野鳥、青峰、為山、たけし、花蓑、秋桜子、一水。
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
それが困るので甚だ
我儘
(
わがまま
)
な遣り方ではあるが、左千夫、碧梧桐、虚子、
鼠骨
(
そこつ
)
などいう人を急がしい中から煩わして一日代りに
介抱
(
かいほう
)
に来てもらう事にした。
病牀苦語
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
小光
(
こみつ
)
はもっとさかんに御書きになって可然候。決して御遠慮被成間敷候。今消えては大勢上不都合に候。
鼠骨
(
そこつ
)
でも今日の
弥次郎兵衛
(
やじろべえ
)
の処は気に入る事と存候。
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
昨夜も大勢来て居った友人(
碧梧桐
(
へきごとう
)
、
鼠骨
(
そこつ
)
、
左千夫
(
さちお
)
、
秀真
(
ほつま
)
、
節
(
たかし
)
)は帰ってしもうて余らの眠りに
就
(
つい
)
たのは一時頃であったが、今朝起きて見ると、足の動かぬ事は前日と同しであるが
九月十四日の朝
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
八月十日
鼠骨
(
そこつ
)
三周忌。佐藤
肋骨
(
ろっこつ
)
、その山荘に我等両人を招きたることありし。
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
一、
飽翁
(
ほうおう
)
、
藻洲
(
そうしゅう
)
、
種竹
(
しゅちく
)
、
湖邨
(
こそん
)
等の諸氏去りて、
碧梧桐
(
へきごとう
)
、
鼠骨
(
そこつ
)
、
豹軒
(
ひょうけん
)
等の諸氏来りし事
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
五月三十一日
紅緑
(
こうろく
)
上京。肋骨、
鼠骨
(
そこつ
)
と四人、
不忍
(
しのばず
)
、笑福亭に会す。
五百五十句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
人に物を贈るとて実用的の物を贈るは
賄賂
(
わいろ
)
に似て心よからぬ事あり。実用以外の物を贈りたるこそ贈りたる者は気安くして贈られたる者は興深けれ。今年の年玉とて
鼠骨
(
そこつ
)
のもたらせしは何々ぞ。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
先日余の引いた凶の
鬮
(
くじ
)
を
穴守様
(
あなもりさま
)
で流してもらふたとわざわざ
鼠骨
(
そこつ
)
の注進。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
鼠骨
(
そこつ
)
もまた来る。学士去る。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
“鼠”で始まる語句
鼠
鼠色
鼠賊
鼠不入
鼠小僧
鼠木綿
鼠捕
鼠甲斐絹
鼠鳴
鼠坂