“介抱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいほう79.6%
かいはう15.5%
けえほう1.9%
いたはり1.0%
かうはう1.0%
やっかい1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源太郎の介抱かいほうを馬子に任せておいて、竜之助は立って前後を見る。乗って来た馬は駄馬である、所詮しょせん敵を追うべき物の用には立たぬ。
ヘイ、色々いろ/\介抱かいはういたしましたがきませぬ、此上このうへ如何いかゞいたしませう。殿「イヤ、まつた生体しやうたいなければさひはひぢやて、今度こんど解剖ふわけぢや。 ...
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
種々いろ/\介抱けえほうして、此の人が薬いえに往ったあとで母親さんを泥坊がくびり殺し、路銀をって逃げた跡へ、此の人がけえってみると、母様かゝさまのどを締められておっんでいたもんだから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
佐用氏にゆきて老母の介抱いたはりねんごろ一二一あつらへ、出雲の国にまかるみちに、一二二飢ゑてしよくを思はず、寒きに衣をわすれて、まどろめば夢にもきあかしつつ、十日をて富田の大にいたりぬ。
「でも、自分の長屋へ歸つて怪我をした娘を、夜つぴて介抱かうはうして居る靜かな姿を見ると、俺は縛る氣が無くなつたよ——余計なことを言ふなよ、あの輕業小屋の人氣にかゝはることがあつちや氣の毒だ」
かあねえだ。もの、理合りあいを言わねえ事にゃ、ハイ気が済みましねえ。お前様も明神様お知己ちかづきなら聞かっしゃい。老耆おいぼれてんぼうじじいに、若いものの酔漢よいどれ介抱やっかいあに、出来べい。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)