“理合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りあい50.0%
りあひ18.8%
きめ12.5%
りええ6.3%
りえゝ6.3%
りごう6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わざ理合りあいとは、車の両輪、鳥の両翼。その一方を欠けば、そのこうは断絶される。わざおもてに表れるぎょうであり、理合りあいは内に存する心である。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
こんなときは、いくら理合りあひをつくして云つても何のききめがないものであると云ふことは明らかであるけれど、やつぱり黙つて居ることが出来なかつた。
計画 (新字旧仮名) / 平出修(著)
顔は體程周三の心をうごかさなかツたが、それでも普通ふつうのモデルを見るやうなことは無かツた。第一血色けつしよくいのと理合きめこまやかなのとが、目に付いた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
丙「だからよ商売あきねえを止めるじゃねえが、仲間入をして世間並に売ってもれえてえて云うに、打斬ぶちきるてえ理合りええは有んめえ」
多「敵もたねえで、己山を下りるという理合りえゝはねえからおらア往かねえ、坊様に怪我アさせてはなんねえから」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
真に修法じゅほうする者は全くあるまいが、修法の事は、その利益功能のある状態や理合りごうを語ろうとしても、全然そういうことを知らぬ人に理解せしむることは先ず不可能であるから
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)